2015.07.08
子の監護処分(面会交流)申立事件

事件番号

京都家裁平成25(家)3379

判決日付

 平成26年2月4日

事案の概要

本件は,未成年者の母である申立人が,離婚した夫であり,未成年者の父である相手方に対し,相手方が申立人や未成年者の生活に支障があるような面会交流を求めて来るとして,相手方と未成年者との間の適正な面会交流の回数や内容を定めることを求める事案である。

判示事項

面会交流の頻度や内容等は,同居期間中の相手方と未成年者との関係,これまでの相手方と未成年者との面会交流の状況,未成年者の年齢や生活状況,申立人と相手方双方の生活状況等を考慮して決定すべきである。

判旨事項の要旨

未成年者の年齢は未だ3歳11ヶ月であるから,相手方と未成年者との円滑な情緒的交流を確保するためには,少なくとも1ヶ月に1回程度の面会交流を実施することが望ましいといえるが,未成年者は○○に居住して平日は保育園に通園しているうえ,二歳の頃に心室中隔欠損症の手術を受けていることから,一般の同年代の子と比較して細菌等に対する免疫力が弱く,また,一度感染症に罹患すれば重篤な結果を招く危険性が高いと推認されることからすれば,一ヶ月に一度日帰りの面会以上の頻度の面会交流を認めることは未成年者の負担過重になる可能性が高く相当ではない。そして,未成年者の身体に配慮し,相手方と未成年者との面会交流について,当初の二回に限り,○○内で行う旨を定めるのが相当である。

参照

判例時報2255号105頁

キーワード

面会交流 子の監護 家事事件 未成年者 親権者 監護権者