相続開始時における留意点

Q 夫が亡くなりました。遺産相続に関して,どのようなことに注意する必要がありますか。

A まず,ご主人の遺産(資産と負債)の調査をする必要があります。 ご主人が,多額の借金や未納の税金などを抱えている一方,目ぼしい資産を残されていなかったときは,相続の放棄をしたほうがよい場合もあります。ですから,相続を承認するか,相続の放棄,限定承認(相続財産の限度で相続)をするか等を見極めるためにも,遺産の調査が先決だと思います。
また,ご主人が遺言を残していないかを確認してください。遺言があるか否かにより,その後の手続が違ってきます。公正証書遺言以外の遺言については,遺言書の保管者または遺言書を発見した相続人は,家庭裁判所に検認の請求をしなければなりません。検認というのは,遺言書が偽造されたりするのを防ぐために,遺言書の形式や形状等を確認し,保存する手続です。封印のある遺言書(封に印が押されている遺言書)については,家庭裁判所において開封しなければならないものと定められていますので,注意してください。