整理解雇 ③「対象者の選定基準・選定の合理性」とは?

Q: 整理解雇の有効性を判断する際の「対象者の選定基準・選定の合理性」とは,どういうものですか。

A: ③「対象者の選定基準・選定の合理性」というのは,整理解雇の対象となる労働者を選定するにあたり,客観的で合理的な基準を設け,これを公正・公平に運用しなければならないというものです。人選基準自体が存在しなかったり,人選基準を予め労働者に示しておかなかったりすれば,恣意的に選んだと疑われかねません。使用者は,労働者の勤務成績,企業に対する貢献度,労働者に与える経済的打撃の大小等の基準を設定して,かかる基準に照らして,対象者を選定していくことになります。当該選定基準について,合理性を判断していくことになります。また,基準自体に客観性,合理性が認められる場合であっても,その運用に合理性がなければなりません。